オシャレ、流行はその時々によって移り変わっていくもの。
ここ10年ほどは「ノームコア」と呼ばれるシンプルで色味の少ないモノトーンな服装がオシャレであるという価値観でした。なんとなく、自分の服装やファッション雑誌の誌面を思い返していただければ、きっとお分かりいただけるはず。
しかしながら、その流れも緩やかに変化しつつあります。まず手始めに起こったのが「ビッグサイズ」の流行。シンプルでキレイめな格好から、少しずつカジュアルダウンして変化を求めたのです。
そして、ここ1,2年ほどはチェック柄やブラウンなど服にも柄や色で装飾性がより一層強まりを見せています。シンプルなものが流行れば次は、装飾性の高いものが流行る。その逆もまた然り。流行はメトロノームの針のように振れては戻っていくものなのです。
「タイダイ」が流行に?
そして、チェック柄も一段落ついた2020年〜2021年頃までの流行と言われているのが「タイダイ」柄。タイダイとは何か、もともとは英語で「Tie dye」(tie=絞る、dye=染める)と書き、絞り染めを意味しています。
「流行はどこを見れば分かるの?」と思われるかもしれませんが、実はプラダやサンローランといったハイブランドが行っているパリコレなどのショー(やコレクション)を見れば、おおよそ検討が付くのです。こういったブランドはいち早く世の中の動きを察知し、デザインに落とし込み、それをどこよりも早く発信します。
そういった流れを受けて、その他のブランドは追従するように服作りを行うので、1,2年後に流行として私たちのもとにもやってきます。実際2018年頃からタイダイ柄のアイテムを発表するブランドが増えて着ており、今回の流行もそうした側面を持っているのです。
CROSS STITCHからもタイダイTシャツがリリース
この流行をしっかり汲んでか、国内のセレクトショップを見ているとわりと多くのお店でタイダイ染めのアイテムが見かけられるようになりましたが、CROSS STITCHからも「タイダイTシャツ」がリリースされました。
ふっくらと空気を含んだオープンエンド糸を使用したTシャツは、ハリを持ちつつも、ドライでざっくりとした風合いの生地に。着用を重ねるごとにどこか馴染んでいく感覚を得られます。
襟元はひと手間加えて、二本針縫製にすることで強度を高めてよれにくく。
そして、ムラ染め調のタイダイ柄。普通のタイダイに加え、ややムラっぽく仕上げることで、奥深い色合いに。一つひとつ柄が違うのも特徴です。
ちなみに今回はオレンジとブラックをチョイスしていますが、外にもネイビーとピンクがあります。
昨年であれば、このコーディネートは無地でゆるっとした黒Tシャツを合わせていたと思うのですが、そこにタイダイTを。モノトーンなので、それほど派手さはなく、程よい感じでトレンドを感じられる着こなしに。
オレンジはよりタイダイ柄を強調されますね。着回しには向かないアイテムですが、夏はこうして明るいアイテムを合わせるのも試してみたいところ。
トレンドを意識するとファッションが楽しくなる
好きなものを着るだけでも十分ファッションは楽しいものですが、今何が流行っていて、それはなぜなのか?そして次はどんなものが流行るのだろう、そんなことを考えるのもファッションの魅力の一つ。
まずはCROSS STITCHのタイダイTシャツからトレンドフルな着こなしを楽しんでみてはいかがでしょうか。
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