暑かったり寒かったりと、秋に着る服装は迷いがち。
一口に秋といっても、夏のような日もあれば冬のように寒い日もあり、寒暖差が激しい時期でもある。
色々なスタイルで服を着こなせるのでお洒落をするのには面白いのだろうけれど、この季節のコーディネートは非常に難しい。
前回記事にした女性向けの「帽子屋さんが選ぶベレー帽コーデ」が好評だったため、今回は男性向けにキャップが似合う秋コーデを教えてもらった。カッチリとしながらも遊びがあるこのクラシカルなスタイルは、ヨーロピアンな雰囲気をまといつつも東京の街によく似合う。
▷女性はこちらをどうぞ:帽子屋さんが教える「ベレー帽に合う秋コーデとは?」
クラシカルなスタイルによく似合うキャップ
「このキャップなら秋の落ち着いたコーデでも似合うと思いますよ」とおすすめしてくれたのが、くたりとしたコットン素材のベースボールキャップ。キャップの定番ニューエラと比べるとちょっと地味な印象だが、ベージュカラーが秋らしい。キャップというと夏のイメージが強かったのだけれど、実は通年を通して売れるアイテムだそう。
とくに単調になりがちな秋のコーディネートに合わせると "遊び" が生まれてカジュアルな雰囲気になるそうだ。実は僕自身、普段はほとんどキャップは被らないのだけれど、久しぶりに被ってみるとけっこうしっくりくる。
秋コーデの定番、ベージュコートとキャップを組み合わせてレトロでモダンな雰囲気に

「クラシックなスタイルが似合うので全体的に落ち着いた雰囲気に」と、今回選んでもらったコーデを試してみた。定番のベージュ色のコートとワインレッドのロングTシャツをインナーに合わせてみる。
「クラシカルだけれど今っぽい感じに」と、キャップとスニーカーを合わせてややカジュアル寄りにする「レトロモダン」コーデがトレンドらしく、そこをしっかりと押さえているのがこのスタイルのポイント。
「キャップとスニーカーを合わせるとちょっとスポーティで若々しい雰囲気になりますよ」とのこと。
キャップといえば10代の特権のようなイメージがあったが、色が落ち着いているからか僕が着用してもおかしくない。むしろ、ちょっとこなれたお洒落感がある。
カメラもコーデの一部に

そのため「僕は首からカメラを下げるので、このカメラの雰囲気にも合うように」と要望をしていた。カメラがカメラなだけに服装を合わせるのがちょっと難しいイメージがあったのだけれど、コートはもちろんのこと、キャップと合わせたこの雰囲気がシティボーイ的でこなれ感が出る。
屋内で脱いでも自然に


たくさん歩いた後だと、ちょっと汗ばむくらいの室温であることが多いので、屋内ではコートを脱ぐ。落ち着いたワインレッドのロングTシャツであればこのキャップにもマッチしている。
キャップは白シャツと合わせてもよく似合うのだけれど「ちょっと定番すぎるかな」という気持ちもある。それだけだとラフすぎるロングTシャツに合わせると、結構お洒落な雰囲気になる。
クラシカルだけれど今っぽく。帽子屋さんが教える「キャップをいかした秋コーデ」
こんな感じで「帽子屋さんが教えるキャップをいかした秋コーデ」を紹介してみた。いつもの秋ならばカッチリとしたコートを着て「カッチリ」とコーデを決める僕。
そのコーデにキャップやロングTシャツなどちょっとしたアイテムを足すだけでも、かなり印象が柔らかく、かつ今っぽい感じになった。
今年はカッチリしたコートやブルゾンなどが人気な一方で、それらのアイテムにキャップやスニーカーを合わせてカジュアル感を出す「レトロモダン」コーデが人気だそうだ。
カッチリしすぎない秋コーデを実現するために、いつもの秋コーデにキャップやスニーカー、ロングTシャツといったアイテムを取り入れてみても面白いかもしれない。
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