ポロシャツ苦手だけど、歴史など調べていたらお洒落に着てみたくなった

みなさんは「お洒落したい」と思った日、ポロシャツって着ますか?僕は着ません。
「お洒落したい」日に限らず、普段からポロシャツを着ることがありません…スポーツする時くらいでしょうか。
ポロシャツってゴルフウェアのイメージが強く、どうしてもおじさんっぽい印象が拭えず、お洒落と自分の中で結びつかないんですよね。ぼくのように、ポロシャツでのお洒落に壁を感じている人もいるのではないでしょうか。
ただ、ポロシャツは高い機能性・快適性があったりクールビズに対応できるフォーマルさも兼ね備えていたりと、”良い”洋服なのは間違いありません。
それを漠然とした苦手意識で遠ざけるのは、お洒落を楽しむ上でももったいない
のでは…と最近思うようになりました。今回は「なんか苦手」なポロシャツのことをもっと知ろうということで、ポロシャツの歴史や気になる疑問などを掘り下げてみたいと思います。

ポロシャツ誕生の歴史

ポロシャツっていつどのようにして生まれたのでしょう。その歴史を追います。

現在のポロシャツはラコステが開発

現在の機能的なポロシャツは、LACOSTEの創業者でありテニスプレイヤーでもあったルネ・ラコステ氏が生みの親とされています。1930年代、当時のテニスウェアはゆとりのある長袖シャツが主流だったようです。しかし、ラコステ氏はこの長袖シャツの吸水性の悪さなどに課題を感じていたそう。
そこから、まさに現代のポロシャツである、鹿の子編み素材&半袖襟付きのシャツの開発に至ったとされています。

ポロシャツの「ポロ」は競技名に由来

開発の経緯は上記の通りですが、ひとつ疑問が生まれます。テニスウェアとして生み出された機能的な半袖シャツが、なぜ「ポロシャツ」と呼ばれるようになったのでしょうか。
ポロシャツの由来は、イギリスの伝統競技である「ポロ(馬に乗りながら、ホッケーのようにT字型のスティックで相手ゴールにボールを入れる競技)」から来ているようです。元々ポロには正式なユニフォームがなかったようですが、ラコステ氏が着用していたシャツをユニフォームとして指定したことで、「ポロシャツ」という名称が広まったという説があります。よくよく考えると「ポロシャツ」って不思議なネーミングだなと感じていたのですが、競技名が関係していたんですね。

ポロシャツにまつわる「なぜ?」



続いて、個人的にも気になっていたポロシャツの疑問点を2つ取り上げます。

なぜ鹿の子素材が多いのか


これはラコステが考案した元祖ポロシャツが鹿の子素材だったこと、現代でもその機能性の高さが評価されていることが影響しているようです。ちなみに「鹿の子」は日本独自の呼び方(海外では「ピケ」)で、伝統染め技法である「鹿の子絞り」に模様が似ていることから名付けられたそう。

なぜ左胸にワンポイトが多いのか

ポロシャツは左胸にワンポイントが多いですが、これもラコステの元祖ポロシャツが影響しているようです。
ラコステの代名詞であるワニマークが元祖ポロシャツの左胸に入っており、その流れを踏襲していると思われます。

ポロシャツをお洒落に着るならニット素材を

ポロシャツのことを見てきて、少しずつポロシャツをお洒落に取り入れたくなってきました。
おじさんっぽさやスポーティーさをなくし、お洒落に大人っぽく着るにはどうすれば良いでしょうか。
注目したいのは、素材です。元祖である鹿の子などの機能性重視の素材だけでなく、今は上品な印象を与えるニット素材のポロシャツも出てきています。ブランドを挙げると、ジョンスメドレーなんかかわいく着られそうですね(値が張りますが…)。 シンプルで上品なニットポロシャツなので、デニム、チノパン、スラックス…何を合わせても外すことはないかなと。
個人的には夏らしく爽やかに、淡い色味のデニムで合わせたいですね!
靴はスニーカーでもかわいいですし、より大人っぽく革靴でいくのも良いと思います。## 今年の夏はポロシャツに挑戦したい今回はポロシャツについて掘り下げてきました。ポロシャツをお洒落に着るのは無理だ…と思って敬遠していましたが、改めて誕生の背景や現在に至るまでのバリエーションの変化を見ていると、「今年の夏はポロシャツに挑戦してみるか…!」という、今はそんな気持ちです。ぜひみなさんも、今年はポロシャツを夏スタイルに取り入れてみませんか。





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